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久しぶりに「風邪」をひきかけて
喉と首と耳に熱を持っている感じで少し辛いけど、
昨日までの休日はとても幸せなものでした。
ここ最近、色々なことで気持ちが沈んでしまうことが多くて
日記もあまり前向きな記録を残せていなかったけれど
久々に満足のいく、幸せな週末を過ごして
新しい気持ちに切り替えられたような気がしています。
日曜夜は好きなものを買って食べて
先週からハマり始めてしまったドラマをずっとみていました。
ここのところ「コウノドリ」にはまっては
ボロボロ泣いて、考えて、悲しくなって、幸せになったりします。
カタルシス、これができている気がして、とても気持ちがいいのです。
そしてやはり私は子どもが大好きだし
命をテーマにしたお話はすごく心に響いて面白いと感じるし、
何度も考えてきたけれど、こういうお仕事をしてみたかったな、とも思います。
家庭環境もあり、小さい頃から医療従事にすごく興味があって
でも
理系は無理〜とい短絡的な理由だとか
労働時間がきつそうとか
血を見られないとか
まあいろんな理由並べて目を逸らしてきたけれど
やはり、ドラマを見ていて思うのは
すっごく素敵でかっこよくて永遠に憧れる仕事だけれど、
感情が、ついていかないということでした。
性質上、どうしても、共感しすぎてしまうところ。
いいことかもしれないけれど
患者や、その家族、その背景にあるいろんなものの心を汲み取ってしまい
とても仕事にならないと思うのです。
もちろん、慣れていく仕事だろうから、やってみたら変わることもあるかもしれないけれど
これは、心の中の憧れに。
今まで他の職業もこう思っては、こうやって書いてきていたかも。
保育士、
学芸員、
雑誌の編集者、
翻訳や映画の配給
家具や食器のインポーター
メーカーのマーケティングや広報・・・
うんうん、あげればキリはないし、
ドラマや映画を見るごとに、本を読むごとに、憧れるものだってあります。
（「舟を編む」も感化されたなあ。マハさんの作品もいつも、）
でもどれも選ばなかったし、
できなかったし、
才能も縁もなかったです。
（わからない、何十年後かにしているかも）
で、
今やっている
ティールームでの接客や製菓
英語の先生
この2つのお仕事だって、
この「やりたい仕事リスト」に入っている、絶対入っているんだなということに
気がついた瞬間がありました。
時々、
高学歴でそれを活かして「いい会社」に入って、たくさん稼ぐ！人を見ていると
はぁ、自分は大学にまで行ってこんな呑気に暮らして、収入も少なくて
何をやっているんだか、、
と落ち込むことがあります。
時々というか、自分の人生、これがずーっとネックになっています、
人にあんまり漏らしたこともないし
日記にもそういえば書いたこともなかったかもしれません。
そんな自分の中の劣等感がありましたが、
あれれれ
今ついている仕事が最高じゃない！
他の仕事してたとしたら、これやりたかったなって思うだろう仕事ができているって
最高で、凄いことじゃない！！
今更ながらそんなことに気づくことができました。
火曜日の朝に話を戻すと、
温泉の後、「デッキ」があると書いてあったから行ってみると
ほんの１畳くらいの小さすぎるデッキにたどり着いて
思わず、坐ってみました。
そうすると
久々に
「今あるものに気づく感覚」を取り戻すことができました。
これ、しばらく忘れていたことでした。
どんなことをきっかけに思い出したかというと
太陽のひかりをぱっとあびた瞬間でした。
その時に忘れていたものがブワッと頭の中で蘇って。
大切にしたい感情がむくむくと胸の中で沸き起こってきました。
この旅行はとても大切なものになりました。
ここのところ、休みを合わせて出かけられる機会も多く作ってもらっていましたが
どこか私が心に余裕を持てないことが多かったり
結局、途中からは別行動になったり
なんだかなってことも多くて。
でも今回は、
何にも縛られず、のんびりゆっくり。
とにかくゆっくり、できた時間でした。
二人で大好きな動物と触れ合ったり
懐かしい思い出と同じ名前のレストランで食事をしたり
早めの夕飯のおかげでお風呂もお部屋でもゆっくり過ごすことができました。
翌朝も、
ここのところ長く眠れないことも多かったけれど
早くなりすぎずいい時間位起きることができて
体の疲れもすっかり癒されて。
心も体も満たされるとはまさにこのこと。
いつも持てない心のゆとりができて
彼に感謝でいっぱいの気持ちになりました。
反省することが多くって、
自己嫌悪に陥ってしまうことも多くって。
でも当たって、つんけんしてしまうことも増えてしまって
ありたい自分とかけ離れてしまっていたかもしれない、ここ数ヶ月。
愛とか思いやりとか平和とか
大事にしたいはずのことを忘れてしまっていたここ数ヶ月。
春が来ていることもあるのかな、
なんだか、取り戻せている気がします。
今までの、望まぬ自分の姿をまずは受け止めて
これからの、自分がありたい姿をしっかり見つめて
少しずつ、春風が吹き始めています。
家族に感謝、日々に感謝。
