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日記を残してきた2018年の始まり以来、今日のこれが一番

悲しい日記になる。

 

これからももっと悲しいことや辛いこと、大変なことは人生で起こると思うけど

今は、今のこれが一番悲しいことだから、

この気持ちを忘れないように、いつか何かの糧になると信じて

きちんと残しておく。

 

先週の喜びも束の間、日曜日に出血が始まり

最初はこの時期には良くあるものなのかと思ったしそう信じていたかったけど

時間が経つにつれて、いつもの生理の始まりのような状態になってしまった。

 

月曜まではどうにか心をもたせて

大好きなまおちゃんがお家に遊びにきてくれて

一緒に夕ご飯を用意して健康的で幸せな夜を過ごした。

 

でも気づけばその日まで感じていたつわり感がスッと消えていて

 

火曜の朝には、「あ。終わったな」と思ってしまうような出血。

 

ちょうどその日が診察日で、

本当だったら胎嚢確認して、この後の心拍確認の日を待ち侘びて

そんなふうに時が進んでいくとおもっていた。

病院には、当然だけどお腹の大きい方ばかりで

初診です、と告げて、受付の方に、問診に変わりな特にないですか?と

聞かれた瞬間

答えることが辛くて辛くて

病院行くまでに必死で泣き止んだのに、結局すぐに泣いてしまった。

 

1時間半も待たなきゃいけなくて

わかってはいたけど、見えたのは空っぽの子宮。

 

排卵のタイミングも自分でよくわかっているから

先生が「希望的観測で、まだ見えないだけかもしれないね」

「出血はよくあることだからね」

「来週もう一度見て、判断しましょう」と

そのやさしさがつらくて。

 

看護師さんも「ショックだったよね」と背中をさすってくれて

お水を持ってきてくれたり

奥の部屋で休んでから行く?と声をかけてくれて

天使のように優しい方だった。

 

 

結局泣き腫らした顔で、みくこちゃんを迎え入れることになったのだけれど

この日、みくこちゃんに会えて本当によかった。

他の友達だったら、会いたくてもきっとリスケさせてもらってたと思うけど

彼女には、なんでだろう、何事も違和感なくお話できて

そして全ての言葉がスッと染み入る、そんな返答をしてくれていた。

従姉妹が苦しんでいるお話を聞いてあげているから

きっとわかってくれるんだろうなと思って

人に泣きながら話すなんで普段できないのに

泣きながら、でも不思議と冷静に伝えることができた。

本当にありがたかった。

 

昨日その中で話したことと重なるけど

今回のできごと、その中で気がついたことを記していく。

 

・夢

排卵数日後、まだ何もわかっていない時に 英吉さんと15年ぶりに再会した。多分一度も夢であったことはなかったから、亡くなった時以来。

多分病院のベッドにいたんだけど、「赤ちゃんの名前は ふみ だ」

ふみ、と名前をつけてくれた。

その数日後、これは判定出てからだったかな、

目がぱっちりできらきらの頭もまんまるのかわいい男の子のふたりの赤ちゃんを両手に抱っこしようとする夢。

どんな形でも、会えてよかった。

 

夢の話、本当によくあるみたいで面白い。

みくこちゃんのいとこは、お腹にカニが入ってくる夢を見たらしい。

 

・今周期 やらなかったことが多かった

サプリも飲まず、基礎体温もやめた

仕事が忙しくて考える暇もなくて、うじうじ悩む時間もなかった。

あと引っ越したことで

引っ越すまでに妊娠したいというタイムリミットも消えた。

でも自然になりたいと思うことは新しく増えて、

4月からローズの香りで眠るようになったり

経絡、温熱ケアの先生に教わった塩分の取り方とか患部をさするだけで変わるのよ〜と

それを実践したり。

よもぎ蒸しの回数券がぴったり終わったの、ここでうまくいったらよかったのにな)

 

 

・今のがうまくいってれば

夏の暑い時期にちょうど調子悪くて引きこもれる?

9月に結婚1周年のホテルステイ、安定期でできる?

11月に関西に行ける?

年末でちょうど仕事終えられる?

生まれて、桜が咲いて、ちょうど散歩に行けるくらいになっている?

ぴったりやん。全て最高のタイミングやん、とここまで考えてしまっていた。

でも大丈夫、多分これは何月に産んでも、いい時と悪い時があるのには変わらない。いつでもいいのよ。

 

・今じゃなかったのよ 少し休みなさいよ のメッセージ

確かにノンストップだった。

あんまり記憶がないけれど、催事があったのってこの年始だっけ?

本当によく思い出せない。

3、4、5月と駆け抜けているのは覚えているけれど

引っ越しをして休んだ気になってしたし

去年も相当お休みをいただいているなあと思っていたけど

やっぱりテレビラッシュと、職場との距離が生まれたこととで

多分疲れているんだよね

自覚はなかったけど、痩せたね〜〜と言われて

自分でもなんか痩せたなと思ったら、結婚式の時よりも体重が下回っている。

休んだほうがいいんだよね。

今回一度、妊婦気分を味わって、仕事をペースダウンすることとか

あ、こうなればお休みしやすくなるな〜と知って

まずそれを教えてくれたたまごちゃん。

そして精神的ダメージときっと肉体的にもこれは割とダメージが大きくて

働き方をどうしようかなと考えるきっかけを与えてくれたたまごちゃん。

引っ越してから、一度ちゃんと休みなさいよ、落ち着きなさいよ、と

教えてくれている気がする。

 

これはきっと妊娠していなかったら気がつけず突っ走っていたし

妊娠継続してしまっていても気がつけなかったことだと思う。色々教えてくれたね。

 

そして、今回のことがあって早速来週、新潟に帰ろうと決めた。

決めたというか、そうしたくなった。

先週おばあちゃんとちょっとだけお話をして

会いに行きたいなとおもった。

悲しい話だけれど、もしかしたら、

妊娠継続していたらそのまま体調を悪くしてその期間におばあちゃんに2度と

会えなくなったりしてしまうんじゃないか、そんなこともあり得る。

来週会いにいって、この先何が起きても後悔ないようにしてこようって思えた。

おばあちゃんをひいおばあちゃんにできたら最高だけど、それはどうにも読めないし保証のないことだから。

会える時に、会いに行こう、これもやっぱりたまごちゃんが導いてくれたこと。

 

 

・相手と一緒に進めている感覚

今回うまくいったのは、彼と過ごせる時間も引っ越し準備・作業があったから長かったことと

タイミングも連日で取ってくれたことによって私が安心できたことがあったと思う。

(いつもだと、あああああ逃しちゃったよ・・・と思う時がある。)

それもちゃんと伝えられた。

3月から毎月、プリンスホテルに泊まりにいけていて

以前よりもいろんなことを理解してくれて

ふたりの気が一つにまとまっている?感覚があった。

それが形になったような気がする。

今回のできごとも、先週は一緒に喜んでくれて

ここ数日は、離れていていも心配のメッセージをくれたり

診察時間も覚えてくれていてケアをしてくれたり

今の症状、起きたことを調べてくれたり

安心していいんだなと思えた。

ぼんやりして昔のTwitterを見ていたら

彼のそういうところを思い出させてくれるつぶやきを見つけたりもした。

 

本当に優しい人だと思った。

それに絶対に素敵なパパになる。

私たちは絶対に素敵な親になれる。(← 今すごい泣いた)

 

今回悔しくも嬉しかったのは

私たちのたまごたちは結びつけるとわかったこと。

それは本当に大きな進歩だったと思う。

だからこそ、私にそれを受け入れる能力?がなかったことが申し訳ないし悔しい。

でも、進歩だから。

 

・私自身の整理もしたよな、今月

やらなかったこと、やったことに追記。

将来のことを前よりも具体的に考えた時間があった。

時間もお金も技術も必要だ。だから努力と思考が必要だ。

でも、それを乗り越えて叶えたいことだと改めて思った。

 

・ねたみ?

正直な心のうちを素直に記すと、やっぱり

何も考えずに、とんとん妊娠して子ども産んで子育てして。。。としていく人が羨ましい。

そういう人ほど無計画だったりする。

こんなに考えて、いろんなこと気をつけて、頑張っているつもりでも

うまく進んでゆかない。悔しい。

でもそれがきっと、ポイントなんだよね。

考えてない人を悪く言いたいわけではなくて

 

おおらかに、気楽に、楽しく、考えすぎずに。

 

これが一番苦手で難しいのはわかっているんだけれど

でもこれが一番大事っていうことも今回身をもって感じた。

 

 

 

 

洗濯物が揺れている。

庭から木が揺れるのが見えて、鳥の声が聞こえる。

陽だまりの中で、日記を書ける。

 

来週、ママとおばあちゃんに会える。

故郷に帰れる。

 

 

いつか会えることが本当に楽しみだよ。

 

 

 

今あることにたくさん気が付かせてくれた。

温かい家、旦那さん。

会いたい家族。

最適な言葉をくれる精神的に理解ある友達。

会うだけで元気をくれる太陽のような友達。

戻りたい職場とそこにいる大切な人たち。

これから会える可能性のある新しい家族。

 

あかちゃん、形にもさせてあげられなかったけど

来てくれて

いろんなことを教えてくれて

本当にありがとう。

 

この気持ちを絶対に忘れない。

いつか会えた赤ちゃんのことを

あなたの分も含めて、大切に大切にするからね。

 

またすぐに会おうね。