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12月なんだって。

 

先週は精神的にも肉体的にもどん底

自分でも、自分がどうなってしまうのかわからないくらいの状態だった。

 

へろへろ体力は少しずつ持ち直し、

早朝の腹下し以外は(これで起きるから寝不足つらかった)

大体お腹の調子も整ってきた。

いや、実はまだ固形の便(笑)はかれこれ2週間出ていないんだけどね。普通にやばいな。

 

でも、体調が少しずつ良くなってきたことで

気持ちも少しずつ前向きに持てるようになった。

 

どん底から、「あ、上がっていくしかないな」っていう感覚。

上向きにしかなれないくらい、底辺にいたことを痛感した。

 

 

日曜夜は久しぶりに小一時間だけど、出かけた。

心がまっすぐで、尊敬してやまない大好きな人のイベント。

主人を通して出会った人だけれど、初めてゆっくり話した時に

なんて素敵な人なんだろう、

どこまで少年の心を持った人なんだろう、とすぐに心惹かれ・・・。

おかしいけれど、出会う順番が逆だったら一緒にいることを望んでしまっていたかもしれない

それくらい、素敵で憧れの人。

会うのは確か3年近くぶり。

 

でもやっぱりあのきらめきは健在で。むしろ伸びていて。

 

ああこういう純粋な心、好きを第一に動いている人生、

そういうものに強い憧れがあるんだなと、彼の人間性への憧れを再確認する良い機会だった。

 

 

帰ってからは、久しぶりにゆとりのある時間。

ずっとバタバタするか、寝込むかのどちらかだったから、

意識的にソファに座って、「ふぅ」ができることがすごく嬉しくて幸せだった。

 

翌日は総合病院へ。

さらーっとした先生で何も不満もないのだけれど

私も淡々と、にこにこと、術後問題なく経過順調です〜と答えて

スムーズに終わった診察。

 

でも部屋を出る時に看護師さんと二人になった時

「無理なさらないでくださいね〜」と声をかけていただいて

その時に結局、涙が溢れた。

「無理」していたんだなと、そういう言葉をかけられて初めて気がつく。

 

トラウマレベルの経験をした病院とその待合室とで

平然としていられるわけ、ないもんね。

 

それを無意識で取り繕っていたものだから

言われて初めて「無理」に気がついて、止められない感情があった。

 

ま看護師さんの言ってくれた「無理」っていうのは

日常の過ごし方とかそういうことに関してだと思うけど。

 

でも多分日々「無理」を連続して自分に強いていたんだろうな、と思う。

(でもそれも必要なのが人生でしょ?と思ったりもする)

 

 

とりあえず問題なく帰宅し

この日はだいぶ前から計画して楽しみにしていた同僚のフェアウェル兼クリスマス会を我が家で開催した。

 

限られた時間と調子の悪いお腹と相談して

できる限りのお菓子を作って用意をしていたけれど

みんな喜んでくれてとてもよかった。

温かい時間だった。

 

日常に欠かせない3人の存在。

いつもそばにいてくれて、いろんな言葉をかけてくれる心強い存在。

本当はもっともっとたくさん話したいのに、

大体15秒くらい話していると、しなきゃいけない仕事が入って

会話はいつも断絶される。

 

だからこうしてみんなでテーブルを囲んでゆったり過ごせる時間を作れて

本当によかった。

 

途中で主人が帰宅したもんだから

みんなを駅まで送ってダッシュで帰宅して、ダッシュで夕ご飯作りをした。

なんでこう、バタバタしてしまうのか。

もっとゆとりを持って過ごせば良いだけなのに。

みんなを送って帰ったのが19:20

主人は20時からオンラインミーティング。

ががーーーっとご飯を用意したら、それで息が上がってしまい

手が震えて(おちつけ)

ここにきて急に手先の違和感が気になって、

え、ついにギランバレーきた?と不安に襲われ始めた。

そうすると手先が真っ赤に腫れ上がって

足先までソワソワする感覚、呼吸も狭くて苦しい感じ・・・

 

ああ思い込みって怖い

 

(2週前にカンピロバクター発症。1〜3週間後にギランバレー症候群が併発する可能性が1000人にひとり)

 

結局ミーティングが終わった主人がそばにいてくれて

無駄な不安症はおさまり、今のところは大丈夫、あと1週間早くたたないかな

 

あの恐怖心そのものがとても恐ろしいものだった。

 

 

 

 

火曜日は

午前は最近とても仲良しの整体師さんのところで

施術も最高だし、何より話していて楽しい。

緊張せず、何から何までお話できる希少な存在だ。

 

帰り道に大きな書店に寄って、6歳のあの子のお誕生日の本を買う。

クリスマスっぽくて、幸せな気持ちに一人で浸っていた。

 

少し家で休んで、

午後からは地元のレディースクリニックへ。

 

食中毒前に受けていた不育症の検査結果。

をききにいくつもりだったのに、 

 

すっかり忘れていた子宮頸がん検査の結果を聞かされる。

 

なんでこうも、スムーズに前へ進ませてくれないのだろう。

 

待合室にいるだけで、産婦人科はきついのに

診察室に入って聞かせれる話がこんなに辛辣だとは。

でも裏腹に、病院の先生も看護師さんも大好きで。

特に今日の看護師さんは、何度も泣いているところを見られていて

そしていつも、奥の安静室の場所を確保して、優しくしてくれる方。

先生もナースの方も、いつも温かく見守ってくれているのが伝わるクリニック、

きついけど、優しさを感じられるところ。

多分これ、私がこの先順調に妊娠できたら

皆さんも本当に喜んでくれるんだろうなって

今からでもわかってしまうくらい、それくらいの優しいところ。

 

不育症に関しては、ショックもありつつ

これから対策が取れることは安心でもある。

でも、もしもっと早く気づいて対応していたら

この前の双子ちゃんたちを育てることはできたのかな?

そんなことを考え始めるとまた、辛くてたまらなくなる、

 

病院の帰りはいつものごとく

自動ドアを開けた瞬間にボロボロ泣いて帰った。

 

がんかもと思うと、頭がぼーっとして(9月も胞状奇胎疑惑の時そうだったな)

何も考えられなくて

家に帰ることもつらくて

図書館によって帰った。

本を選ぶことも難しくて

図書館の椅子に腰掛けて、病院でもらった検査結果などをただぼーっと

焦点も合わないような感じで眺めていた。

 

はあ。

 

せっかく気分が上がったかなと思ったけど

うん、上がっているんだけどね

なかなか前に進まないな

 

前向きに過ごしたいな、今あるものに感謝して

掃除して

心の整理して

これから先のやらなきゃいけない手続きとか予約とかもして

前を向いていこう。。。

 

ふう。

 

きっと、色々大丈夫だと祈ろう。