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3連休!!

 

ちょっと特別な、休みだった。

 

休みが特別で平日中のことを思い出せないけれど、

とにかく眠れない毎日だった。

巡りの時期的な問題が大きいのだと思うけれど

暑さによる寝苦しさもあったかもしれない。

 

そしてなぜか仕事中にまたマスクをしなきゃいけない文化が戻ってきて

息苦しさや痺れを感じていたこともまた、疲労感につながっていたのかと思う。

 

 

、、、

 

 

特別なお休みその①

祐天寺の大好きなお店にて、新潟の幼なじみのひいちゃんと再会。

 

小さいこといつも一緒に夏を過ごしていた彼女。

6がつに本のお薦めをしてくれてそれをきっかけに今回会うことになった。

本当に嬉しいきっかけを与えてくれた。

 

・カラオケ、プリクラ、アピタ、ビニールプール、お絵かきが主な遊び

すじこおにぎり

・記憶に一切ない「中国四千年」行進

・勉強が終わるまで待っててもらうシステム

・よく食べるひいちゃん、食の細い佐々木兄妹

 

面白すぎるけど、長くなりすぎてしまうだろうからこの辺りのことは箇条書きで押さえておく。

 

本当に語りたいのは

わたしたち「だけ」が知っている小針の夏があったということだ。

 

あの町のにおいや湿気、土地柄、

そして私が大好きでたまらないおじいちゃんのこと、

おばあちゃんのこと、

あの家のこと、

同じ場所で同じ経験をして

事細かにしたことを思い出すことのできる、

この世界で唯一の人物。

 

もちろん母たちも知ってはいるけれど

あの時にあの年齢で同じようなことを感じていたのは

わたしたちふたりだけしかいない。

 

思い出しては共感するたびに

何度も泣きそうになってしまう瞬間が訪れるのだった。

 

それはそれはもう

本当に温かくてたまらないきもちでいっぱいで。

 

中学生になってから、ほとんど会うこともなく

学んできたことも仕事も一切関わりがないから

もしかしたらもう会わずに人生を終えてしまうこともあり得たかもしれない。

 

でも今回の一冊の本で結びつけてくれて

 

しかもその本についても分かり合えることが多くって。

 

我々の根源にあるものは共有してることが多いんだと改めて知らされた。

 

それはやっぱりあそこでの夏を共にしているから、それが理由として大きいんだ、と。

 

これまでの時間が宝物だったと再認識できる、それ自体がまた宝物のような

そんな時間を過ごすことができた。

 

 

 

特別な休み その②

結婚記念日。

 

たこ氏が利尻島から帰ってきた。

 

その翌日、私たちの初めての結婚記念日を迎えた。

 

この1年、本当にあっというまだった。

去年の入籍前の日記を見ると、我ながら素敵な記録をたくさん残していて

そしてこれからへの期待も同時に書き記していた。

 

色々ありはしたものの

穏やかで平和で、変わらぬ毎日を過ごしていた。

 

結婚したけど、何も変わりません、なんて簡単に言えるけど

多分それは

結婚したからこそ、何も変わらずにいられた、のだと思う。

 

特別な1日を過ごしたいなんて考えていたけれど

お休みを一緒に過ごせる穏やかな時間が一番幸せだ、それに違いない。

 

ご飯、味噌汁、魚に卵焼き、の最もシンプルな朝食を、

そして、彼のかき氷食べたいという望みを叶えるために小江戸へ。

(かき氷は260分待ちで断念したのだが)

 

美味しくないハンバーガーとザクロソーダ、さつまいもソーダを飲んだり(!)

お寺でお参りをしたり(水子供養も気持ち的には兼ねて。)

お香を記念で買ったり

カラオケに行ったり(NEWSメドレーが一番二人で歌いやすかった・・・笑)

そしてその後は

ずっと前から決めていた、去年もお邪魔をしたお和食のお店へ。

 

お料理のお味はもちろんなんだけれど

いつも料理人御三方のあのまっすぐな眼差しに強く刺激を受ける。

 

静かに、丁寧に、熱く。

見ているだけで圧倒されるあの熱量。

胸がいっぱいになる。

 

それでいて、心もお腹もいっぱいに満たされる、本当に素敵なお料理たち。

 

今回は特に、鰻といくらととうもろこしのお寿司に感銘を受け

なめろうと大葉揚げの「うまさ」に驚き(美味しいよりあえて旨いを使いたい)

8月に入ってもなお楽しめるあゆのご飯を心ゆくまで堪能した。

(ただの魚介とお米好きか。)

 

また来年もここに来られるように、お仕事も二人の関係を紡いでいくことも

日々努力を重ねていこうと思えた。

 

特別な夜にしてくれて、ありがとうございます。

 

 

そこから宿へ。

いつも泊まる系列のちょっといいラインのホテルにて

 

くだらないお笑いを見たり

ぐうたらしたりおしゃべりしたり

 

あと、忘れたくないのは

バルコニーから見た新宿の景色と

あの辺りにいるとどうしても聴いてしまうRADWINPSの曲。

 

「愛にできることはまだあるかい」

 

何年か前の日記にも残したけれど

あの曲を聞くと思うことが多すぎて

胸が締め付けられるような、愛で満ちた、でもとても苦しい気持ちになる。

 

ぐっと、溢れそうになる涙を堪えて

この新宿の地を

新しい記憶で変えていこう、やっと前に進めそう、と

今更ながらそんなことを思う、そんな感傷的な時間を過ごした。

 

今隣にいてくれる人がたこ氏で本当によかった。

どこまでも、温かくて、広い、大きな人。

 

 

結婚記念日らしい、とてもいい日になった。

 

 

 

特別な休日 その③

 

雨が降ったり、晴れたり

この日の午前の天気の移り変わりを、大好きな新宿の景色を背に見られることが嬉しかった。

 

目黒に行って、日々我慢しているパンを思いっきり食べたり

家具屋さんに行って素敵な出会いをしたり

園芸屋さんでレモンの鉢植えのことを教えてもらったり

(この辺りが以前一緒に住んでいた近く、それもまた、懐かしくて感情的になる)

蔦屋で本よんだり課題をしたりそれぞれの過ごし方をしたり

私は整体に行ったり!

そしてお家に帰り、鰻をたべて、記念日連休は終了。

 

 

大事なこと

 

最後に

オリーブの木 Perri(名前。)を連れて帰った。

夫婦の木。

去年の結婚式の装花でもたくさん取り入れた思い入れの強い植物。

 

忘れられない、枯らしたくない

二人で大切に守っていきたい木だね。

 

 

 

 

 

 

大切なことが日々、増えていく。

 

いっぱいいっぱいに、どこかなってしまう時もあるけれど

いつも冷静に大事なことを見落とさぬ毎日を過ごせるように。

 

日々に感謝。

 

そして結婚1年目の楽しかった毎日に改めて感謝を。

 

2年目ももっともっと愛おしい日々にしていきましょう。